
最近は、さまざまなマウスピース矯正の情報を目にすることが増えました。
この記事では、マウスピース矯正の価格差の理由と、インビザラインとの主な違いについて解説します。リーズナブルな矯正が必ずしも悪いとは限りませんが、治療の仕組みや内容を理解した上で選ぶことが大切です。
目次
■マウスピース矯正とは?
「マウスピース矯正」とは、取り外し可能な透明な装置を使って歯を少しずつ動かしていく矯正治療です。このジャンルにはさまざまな種類があり、代表的なものが「インビザライン」です。
ただし、「インビザライン=マウスピース矯正」ではなく、マウスピース矯正全体の中の1ブランドがインビザラインと考えるとイメージしやすいでしょう。
■マウスピース矯正に価格差がある理由とは?
矯正治療は自由診療のため、費用は医院ごと・システムごとに大きく異なります。中には「10万円〜」といった価格を掲げる矯正もありますが、そこにはいくつかの違いがあります。
◎対応できる症例の範囲
インビザラインは軽度〜重度の歯並びの乱れまで幅広く対応できますが、比較的低価格の矯正システムは軽度の前歯のガタつきのみなど、対象が限定されていることが多いです。
◎診断・治療計画の精度
インビザラインでは、3Dデジタルスキャナーと専用ソフトを用いて、数十枚にわたる綿密なシミュレーションを行います。
一方、価格帯の低い矯正ではシンプルな設計で済まされているケースもあり、歯根の動きや噛み合わせがどう変わるかを細かくコントロールできない場合も。
◎歯科医師の介入度・通院頻度
一部のマウスピース矯正では、オンライン診療が主で医師の直接チェックが少ないケースも。その分コストを抑えられたり、通院の手間が省けるメリットはありますが、歯の動きに異常が出たときに気づきにくいリスクもあります。
■リーズナブルな矯正はよくないの?
日本矯正歯科学会は、2023年に明らかに安価なマウスピース矯正に関する見解を発表しました。この声明は、すべての矯正が危険というわけではなく、選ぶ側も慎重に見極めてほしいというメッセージです。
価格が抑えられている理由が「対応範囲が限られている」「通院回数が少ない」といった仕組みによるものであれば、条件が合えば選択肢のひとつになり得ます。
ただし、「費用が安いから」「すぐに始められるから」といった理由だけで選んでしまうと、
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予想と違った仕上がりになった
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途中で歯が動かなくなった
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噛み合わせに違和感がある
といったトラブルにつながる可能性もあるため、注意が必要です。
【当院ではインビザラインに対応しています】
当院では、世界的に高いシェア率がある「インビザライン」を採用しています。幅広い症例に対応できることはもちろん、矯正専門医が治療計画を監修し、1人ひとりに合わせた安全性を高めた矯正治療を提供しています。
「歯並びを整えたいけど、費用が心配…」という方には、医療費控除の活用もおすすめです。詳しくは、過去の記事「矯正治療は医療費控除の対象になる?」をご覧ください。
マウスピース矯正の価格差は、「治療の仕組み」「対応範囲」「診療体制」によって生まれています。自分の歯並びや希望に合った方法を選ぶためにも、費用だけでなく、治療の中身や医師の説明をしっかり確認してからスタートすることが大切です。まずはお気軽にご相談ください。あなたに合った治療法を一緒に見つけていきましょう。

