子どもの受け口は早く治した方がいい? 矯正した方がいいと言われる理由|名古屋市千種区の矯正歯科|茶屋が坂矯正歯科

〒464-0092 愛知県名古屋市千種区茶屋が坂1-15-15

トピックス TOPICS

子どもの受け口は早く治した方がいい? 矯正した方がいいと言われる理由

子どもの受け口は早く治した方がいい? 矯正した方がいいと言われる理由

■お子さまの受け口、このまま様子を見ていて大丈夫?


「うちの子、下の歯が前に出ている気がする」


子育て中の保護者の方から、こうしたご相談は珍しくありません。


受け口は遺伝や生活習慣が複雑にからみ合って起こるもの。早めに原因を把握し、適切な時期を見極めることが大切です。本記事では原因・治療時期・保険適用の条件まで、まとめてお伝えします。


この記事の要点まとめ


  • 受け口は遺伝だけでなく、口呼吸や舌の癖など後天的な要因も関係する
  • 成長期のうちに対応することで、顎の発育を活かした矯正アプローチが検討できる
  • 保険適用は限られたケースのみで、自費の場合も医療費控除を活用できる可能性がある

■受け口(反対咬合)とは?原因に遺伝はどこまで関係する?

■受け口(反対咬合)とは?原因に遺伝はどこまで関係する?

受け口とは、下の前歯が上の前歯より前方へ出ている噛み合わせの状態で、歯科では「反対咬合(はんたいこうごう)」や「下顎前突(かがくぜんとつ)」と呼ばれます。


見た目の印象だけでなく、噛み合わせや発音にも影響が及ぶため、矯正治療の対象になることが多い歯列の問題です。


◎受け口の仕組み――骨格性と歯性の違い


受け口は大きく二つのタイプに分けられます。


一つは下顎の骨そのものが大きい、もしくは上顎の成長が不足している骨格性の受け口


もう一つは顎の大きさには問題がなく、前歯の傾きによって噛み合わせが逆転している歯性の受け口です。


どちらに該当するかで治療の進め方が変わるため、歯科用CTやセファロ分析による正確な診断が欠かせません。


◎遺伝だけではない――受け口を引き起こす意外な原因


遺伝的な要素が関与するのは事実ですが、原因はそれだけにとどまりません。


子どもの口呼吸が習慣化すると舌の位置が下がり、下顎の成長を助長する場合があります。指しゃぶりや下唇を噛む癖、舌で下の前歯を押す癖なども悪化の一因になることがあります。


「遺伝だから仕方ない」と決めつけず、後天的な要因を早めに取り除くことが予防や治療への第一歩になります。


■子どもの受け口を早期に矯正した方がいいと言われる理由


「もう少し大きくなってからでも間に合うのでは?」と考える保護者の方は少なくありません。ただ、受け口に関しては早期の対応が推奨されるケースが多くあります。


◎成長を利用できる子どもの時期と、大人の治療との差


子どもの顎の骨はまだ成長の途中にあります。この成長を活かして上顎の発育を促したり、下顎の過剰な成長を抑えたりするアプローチが取れるのが大きな利点です。


当院では矯正診断ソフトや歯科用CTを使い、顎の成長状態を三次元で評価したうえで、一人ひとりに合ったタイミングで治療を開始しています。


成長が終わった大人の場合、骨格性の受け口を改善するには外科手術を併用する治療が選択肢に入ることもあるため、成長期のうちに対処する意義は大きいのです。


◎そのままにしておくと起こりうるリスク


受け口をそのままにしておくと、前歯で食べ物を噛み切りにくくなり、奥歯に過度な負担がかかりやすくなります。サ行やタ行の発音が不明瞭になるケースもあり、お子さまの日常生活に影響が出る可能性も否定できません。


さらに顎のズレが進むほど顔全体のバランスが変化しやすく、思春期以降にお子さまが気にされることも。


当院の公式サイトでもご案内しているとおり、受け口は経過観察だけでは進行しやすい傾向があるため、装置を使える年齢であれば早めの開始を検討されるのが望ましいでしょう。


■受け口の矯正治療に保険は適用される?条件と注意点


費用面が気になる保護者の方にとって、保険が使えるかどうかは切実な問題です。


保険が適用されるケースと適用外のケース


矯正治療で保険が適用されるのは、顎変形症と診断されて外科手術を伴う場合や、厚生労働大臣が定める特定の疾患(口唇口蓋裂など)に該当する場合に限られます。


これらの治療は、顎口腔機能診断施設として認定を受けた医療機関で行う必要があります。


一般的な受け口の矯正は自費診療(自由診療)となるため、あらかじめ費用をしっかり確認しておくことが大切です。


名古屋市で矯正を検討中の方は、まず精密検査を受けて保険対象に該当するかどうかを確かめてみてください。


◎自費でも活用できる医療費控除のポイント


保険が適用されない場合でも、噛み合わせの改善を目的とした矯正治療は医療費控除の対象になる可能性があります。


年間の医療費が一定額を超えたときに所得控除を受けられる制度で、お子さまの矯正費用も含めて申告できます。


領収書の保管や確定申告の手続きが必要になるため、治療開始前に税務署や税理士へ確認しておくと安心です。費用面でご不安がある方は、当院の初診カウンセリング(平日無料)でお気軽にご相談ください。


■よくある質問


Q. 子どもの受け口は自然に治ることはありますか?

A. 乳歯の時期に一時的に反対咬合のように見えるケースはありますが、永久歯へ生え替わっても自然に改善しないことが多いとされています。気になった段階で矯正歯科へ相談されるのがおすすめです。


Q. 受け口の矯正は何歳ごろから始められますか?

A. お子さまの発達や歯の生え替わり状況によって異なりますが、装置の使用に協力できる年齢であれば開始を検討できます。当院では歯科用CTや矯正診断ソフトで成長状態を評価し、適切な開始時期を見極めています。


Q. 親が受け口だと子どもも必ず受け口になりますか?

A. 遺伝的な影響はあるものの、必ず同じ歯並びになるとは限りません。口呼吸や舌の癖といった後天的な要因も関わるため、生活習慣の見直しと定期的な観察を心がけることが大切です。


鳥井 康義

歯科医師


茶屋が坂矯正歯科

院長

鳥井 康義

▶ 監修者プロフィール

経歴
H15年 名古屋高等学校 卒業
H22年 愛知学院大学歯学部 卒業
H22年 愛知学院大学歯学部付属病院 臨床研修
H23年 愛知学院大学歯学部歯科矯正学講座入局 専科専攻生
H24年 愛知学院大学大学院歯学研究科 入学 (歯科矯正学専攻)
H26年 米国UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)歯学部Ogawa Lab研究留学
H28年 愛知学院大学大学院修了 博士(歯学)取得
H28年 愛知学院大学歯学部口腔病理学講座 助教
H29年 愛知学院大学歯学部歯科矯正学講座 非常勤助教
H29年 公益社団法人日本矯正歯科学会 認定医取得
H30年 名古屋ユマニテク歯科衛生専門学校 非常勤講師
R2年 愛知学院大学歯学部歯科矯正学講座 講師(非常勤)
資格・所属学会
愛知学院大学歯学部歯科矯正学講座 講師(非常勤)
名古屋ユマニテク歯科衛生専門学校 非常勤講師
博士(歯学)
公益社団法人日本矯正歯科学会認定医
米国University of California, Los Angeles UCLA 歯学部留学